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【 LECTURE SUMMARY 】

2014年5月29日開催

食洗協総会後講演会「食中毒の疫学―原因を究明し、再発を防ぐ方法」で好評を博す

平成26年5月29日、新潟薬科大学 応用生命科学部 食品安全学研究室の教授で日本HACCPトレーニングセンターの理事長をなさっておられる浦上弘先生をお招きし、「食中毒の疫学―原因を究明し、再発を防ぐ方法」という演題で総会後講演会が開催されました。

演題

食中毒の疫学―原因を究明し、再発を防ぐ方法

講演内容

1) 食中毒統計
2) 疫学とは
3) 堺市学童集団下痢事件
4) 日本での食中毒捜査
5) 疫学による政策決定

 今回は疫学という当協会にとって比較的なじみのなかったテーマにもかかわらず、浦上先生は参加者が興味深く聴講できるよう随所にユーモアとウィットを巧みに織り込まれ、しかも大変分かりやすくご講演していただきました。そして疫学的手法を実践することにより食中毒の原因を正確に絞り込み、迅速かつ的確な対策を打てることがよく分かりました。日本は米国に学ぶことが多々ありますが、早くこの手法を確立させて食中毒が発生した場合の被害を最小限にくいとどめることの重要性を痛感しました。  国の政策レベルという俯瞰的視野に立脚した大変有意義で斬新な知見を得られることができ、とても好評を博しました。

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