手指の消毒に使う薬剤は、医薬品(消毒用エタノール)または指定医薬部外品(外皮消毒剤)です。
手指を消毒する場合は、まず、手指の洗浄を十分に行うことが重要です。
1.
石鹸で30秒以上もみ洗いする(爪先、指の間はブラシなどでよく洗うとよい)。
2.
流水で手についている石鹸を十分に洗い流す。
3.
手に残った水分をペーパータオルなどで拭き取り、その後、薬剤を噴霧し両手で全体に擦り込む。この際、ガーゼに浸した薬剤で手指をよく拭いてもよい。
なお、手指が濡れた状態でアルコールを使用するときには、多少多めに使用しないと、アルコール濃度が低下して殺菌力が弱くなるので注意が必要です。
十分に手指を濡らすことが重要で、目安は3ml以上です。
爪のところに雑菌が多いので、爪と指の間が十分に薬剤で濡れるよう、噴霧器を使う時は、爪を上に向けて噴射し、ボトルから薬剤を掌に滴下する時には、指先に掌の薬剤を十分擦り込むようにしてください。擦り込んだ後は、ペーパータオルなどで拭き取らず、自然に乾燥させてください。