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【 LECTURE SUMMARY 】

2015年12月9日開催

食洗協年末講演会「新型ノロウイルスの最新情報と予防対策について」で好評を博す

2015年12月9日、愛知医科大学 医学部 客員教授の西尾 治先生をお招きし、「新型ノロウイルスの最新情報と予防対策について」という演題で年末講演会が開催されました。

演題

新型ノロウイルスの最新情報と予防対策について

講演内容

1) 従来型ノロウイルスGⅡ.4の出現
2) 新型ノロウイルスGⅡ.17の出現
3) ノロウイルスの特徴
4) 予防対策

先生は新型ノロウイルスの最新情報、従来型との違い、ならびに予防対策を非常に分りやすくご説明されました。特に新型ノロウイルスに関しましては当協会では入手できない貴重な情報でした。 ノロウイルスの原因となる食品のうち、ノロウイルスを取込む二枚貝が10~20%で残り80~90%の食品はヒトが何かにつけることによるそうです。一方、ノロウイルスはヒトの体外に出ると冬季では約20日で死滅するそうです。従って調理するときや食べるときの衛生管理の徹底、また毎日の規則正しい生活による免疫力の向上、等々、常に予防に留意すれば大部分の食中毒や感染症は防止できるとのご説明は大変参考になりました。しかもこれらの予防対策は、だれもが実践できる基本的なことでその徹底的なルーティン化が極めて重要と実感できました。 「ノロウイルス感染症を没滅する事は困難であるが食中毒の予防は可能である」とのお言葉がとても印象に残った大変有意義なご講演で、続いての質問応答も活発にされ、一層理解を深められました。

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