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【 LECTURE SUMMARY 】

2013年5月30日

食洗協総会後講演会「米国の食品安全強化と日本への影響について」で好評を博す

平成25年5月30日、寺原事務所の寺原正紘代表をお招きし、「米国の食品安全強化と日本への影響について」という演題で総会後講演会が開催されました。

演題

米国の食品安全強化と日本への影響について

講演内容

1) FDAのFSMAの概要
2) FDA検査官による査察の現場状況
3) 2013年1月4日にFDAが公示したFSMA第103条、第105条に関する連邦規制とcGMP注4)1986版の改訂内容
4) 2013年2月28日及び3月4日のFDAの公示内容
5) 日本の対応策

寺原代表はこれまでにFDA査察官が日本企業を実際に査察した際に同行され、かつ通訳もされたご経験があり、査察官のコメントを直接お聞きになっておられるので説明に非常に説得力がありました。また、伊藤忠商事株式会社在職中にISO9000(品質)、ISO14000(環境)、といった国際標準化マネジメントシステムの普及活動を推進してこられた実体験から、今後は食の安全・安心に関するマネジメントシステムが必須になるといち早く予見され、ISO22000(食品)の重要性を講演活動や執筆活動を通して精力的に提唱してこられました。  今回提供して頂いた資料にはFSMAの詳細な解説、FDAの査察時における提示資料や確認項目、米国政府施策の最新情報等が網羅されており、その量の豊富さ、質の鮮度の良さと充実さで聴講者を圧倒しました。米国への輸出を視野に入れている企業だけでなく食品安全管理に対する取組み方を認識し直す会員各位にとって極めて有益な講演でした。 注1)Food and Drug Administration(連邦食品医薬品局) 注2)Food Safety Modernization Act(食品安全強化法) 注3)Federal Food, Drug, and Cosmetic Act(連邦医薬品化粧品法) 注4)current Good Manufacturing Practice(現行適正製造基準)

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